NBCユニバーサル様に聞く!注目プロパティ&海外コンテンツ活用のポイント

「参考になる!」とご好評をいただいている版権元様インタビュー記事第4回目!
今回は、『怪盗グルー/ミニオンズ』シリーズ、『ジュラシック・ワールド』シリーズなどの映画コンテンツから、「おさるのジョージ」「ウォーリーをさがせ!」などのTVシリーズやキャラクターまで多彩なコンテンツを取り扱うNBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン合同会社様にお話をうかがいました。
海外プロパティとのコラボ企画立案のポイントや、2022年の注目コンテンツなどを教えていただいています。今後の企画のご参考に、ぜひご覧ください!

目次

NBCユニバーサル様のライセンシングビジネス体制

ブランドを育て、ビジネスを最大化する新しい組織
「ユニバーサル・ブランド・ディベロップメント」の紹介

NBCユニバーサル社の事業部門のひとつである「ユニバーサル・ブランド・ディベロップメント」(以下UBD)は、NBCユニバーサルが扱うさまざまなブランドの戦略やそれらを活用したビジネスの促進を担うグローバルの組織で、版権元として商品化やプロモーションなどのライセンス事業を行っています。はじめに、同事業部の役割や担当領域についてご紹介いただきました。

NBCユニバーサル様:
UBDは、NBCユニバーサルのグローバルブランド戦略の一貫として、2014年にUSで立ち上がった組織です。
映画やアニメーションの製作スタジオである「ユニバーサル・ピクチャーズ」「イルミネーション・エンターテイメント」「ドリームワークス・アニメーション」「NBCユニバーサル・ケーブル&テレビジョン」などの多様なブランドの成長戦略を組み立て、ビジネスを展開するのが私たちの役割です。
そして、版権元としてすべてのIPにおけるクリエイティブアセットを制作し、あらゆるカテゴリー(玩具・書籍・文具、アパレル、家庭用雑貨、消費財など)のライセンスパートナー様とご一緒に商品や体験を通してユニバーサル・ブランドをお届けしています。ユニバーサルのIPを商品を通して打ち出していく上では、流通様各社とも積極的に取り組みをさせていただきながら、また大手ECサイトにユニバーサル・ブランドの専用ページを開設するなどデジタル分野においてもブランドの認知拡大を図っています。
代表的なブランドとしては、『怪盗グルー/ミニオンズ』シリーズ、『ジュラシック・ワールド』シリーズなどの映画コンテンツから、「おさるのジョージ」「ウォーリーをさがせ!」などの映画以外のコンテンツも多数取り扱っています。

ユニバーサル・ブランド・ディベロップメントの紹介ページ
引用元:Universal Brand Development Site

これらのコンテンツを活用したビジネスを拡大するために私たちが重視しているのが、各ブランドを取り巻くビジネスの「エコシステム」拡大、そして「Always on Contents」という戦略です。 従来、ユニバーサルでは映画公開や放送のあるタイミングに集中的にマーケティングを展開していましたが、現在UBDという組織においては映画公開に関わらず365日ユニバーサル・ブランドに触れられるよう、グループ内の各事業とのシナジーや新規事業も含めてさまざまなマーケティング戦略を推進しています。


例えば「ミニオン」では、「サタデーモーニングミニオンズ」と題し、21年夏から毎週土曜日朝にYouTube で短編アニメーションを公開しています。商品化領域においても定番展開から話題性の高いブランドコラボの立ち上げなど、流通パートナーの皆様と継続的な展開を行っています。

引用元:サタデーモーニングミニオンズ/IlluminationJP(YouTube)

また、『ジュラシック・ワールド』では、前作の映画公開が2018年でしたが、ブリッジイヤーとなる2019年から毎年夏に大手流通各社様で商品購入キャンペーンを展開。昨年は同様のキャンペーンを冬にも実施したところ、大変好評を博しました。
ほかにも、「LEGO ジュラシック・ワールド」シリーズをはじめYouTube でさまざまなコンテンツを配信したり、Netflixで配信中のアニメシリーズ「ジュラシック・ワールド/サバイバル・キャンプ」や「Jurassic Worldアライブ!」などの関連ゲームを複数リリースし、ブランドの継続的な盛り上がりを図っています。

引用元:家庭用の商品を使って『ジュラシック・ワールド』の世界を再現!/DreamWorksTV World(YouTube )
引用元:「ジュラシック・ワールド/サバイバル・キャンプ」予告編(YouTube )

これらの2つのブランドは2022年夏に新作映画の公開が控えており、まさに映画公開に向けて映画チームを中心としたグループ各社で盛り上がりを最大化させていこうとしています。

さらに、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンでは、皆さんがご存じのようにアトラクションやイベント、オリジナル商品の展開などで日々各ブランドが盛り上がっています。
このように、NBCユニバーサルのグループ各事業の垣根を越えてブランドを盛り上げて、成長させていくことでビジネスの最大化を目指しています。

多彩な取り扱いコンテンツ

名作映画からキャラクター、クラシック系やホラーまで

上記でご紹介していただいたコンテンツのほかにも、NBCユニバーサル様は幅広いコンテンツを取り扱っています。多彩なコンテンツの一部をご紹介いただきました。

NBCユニバーサル様:
名作映画系では2020年に35周年を迎えた『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のほか、E.T.が2022年に40周年を迎えます。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の周年企画で得た旧作映画の周年を盛り上げるノウハウを活用し、今年は新商品の発売、イベントやグループ各社によるさまざまな展開を通して『E.T.』40周年を盛り上げてまいります。
そのほかにも、クラシックIPと言われる「フィリックス・ザ・キャット」ドラキュラ』『フランケンシュタインなどのクラシック・モンスター、定番ホラーの「チャッキー(『チャイルド・プレイ』シリーズ)」など、根強いファン層に支持されているブランドも多数取り扱っています。
映画では『ミニオンズ フィーバー』『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』以外にも、『SING/シング:ネクストステージ』が3月に公開されるほか、アメリカでは12月に「スーパーマリオ」アニメ映画の公開も発表されており、期待作が目白押しです。
他にも、新規立ち上げを計画しているアニメシリーズがあったりと紹介しきれないのですが、パートナーの皆様の多様なニーズにしっかりとお応えできる幅広いラインナップがございます。

コラボプロモーションでの注目コンテンツ

キッズから大人まで拡大中の「おさるのジョージ」、35周年「ウォーリーをさがせ!」

コラボキャンペーンのような企業プロモーションに活用されるコンテンツで、とくに注目すべき作品はなんでしょうか?

NBCユニバーサル様:
プロモーションでの活用でしたら、定番ブランドである「おさるのジョージ」や「ウォーリーをさがせ!」が特におすすめです。
「おさるのジョージ」は、NHKでアニメレギュラー放送14年、常にTOPクラスの視聴率を誇りキッズ&ママ層に非常に認知も人気も高いコンテンツです。出版80周年の昨年は、記念DVDボックスの発売にはじまり、商品化、ファーストフード店でのプロモーション、LINEスタンプ発売、SNS公式アカウントでのキャンペーンなどでキッズから大人女性までファン層を拡大しています。昨年は、キッズ層向けの商品ラインナップが拡大しながら、一方で大人女性向けの展開も多数立ち上げましたが、今年はプロモーションでの活用にも一層注力していきたいと考えています。
「ウォーリーをさがせ!」は、2022年に絵本が出版されてから35周年になります。「ウォーリー」は赤と白のアイコニックなビジュアルや「世界中を探す、旅する」というコンセプトが明確なため、企業とのコラボレーションでも共通点を見つけて企画化しやすいかと思います。不動産情報サービス企業様との取り組みを筆頭にプロモーション領域での実績を積み上げていますので、今後もブランドの盛り上げ、その魅力の発信に一層力を入れていきたいと思っています。

※引用元:Instagram / おさるのジョージ【公式】(※2021年夏の展開事例)

コラボ企画のコツ&企業・代理店へのメッセージ

海外プロパティとのコラボレーションというと「難しいのではないか」と思われる企業・代理店の皆様もいるかと思います。コラボプロモーションを企画するにあたり、気をつけた方がいいことはありますか?

NBCユニバーサル様:
当社が取り扱うコンテンツはグローバルでブランド戦略を管理していますが、やはり企画の世界観がブランドのコンセプトやイメージと合っていることを重視しています。同じ企画を別のキャラクターで行っても成立するような内容ではなく、このキャラクターでなければならない理由が明確であるほど、本社の理解も得られやすくなりますし、企画の成功にもより繋がっていくと思います。
敷居が高いと思われる必要はまったくありません!きちんとしたコンセプトがあれば、本社も日本の独自性を反映した展開に対しての理解がありますし、私たちも広い意味でのローカライズ戦略の一環として日本市場らしい取り組みにはむしろ積極的です。そして数多くの実績もございます。
ユニバーサルのUBDとしてはまだまだ新しい組織ですので、さまざまなビジネス領域で強みをおもちのパートナー企業の皆様との協力関係が不可欠だと思います。一緒にブランドを育てていくパートナーとして今後もぜひ皆様のお力をお借りできればと思っております。

ー貴重なお話をおうかがいさせていただき、ありがとうございました!

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