ソニー・クリエイティブプロダクツ様に聞く!今後の注目キャラ、コラボ企画のポイント

今回の記事は、版権元様インタビューの第三弾!
「PEANUTS(ピーナッツ)」「セサミストリート」「きかんしゃトーマス」「ピングー」など海外の有名キャラクターのほか、「タマ&フレンズ」などの自社キャラクター、「つむぱぱ」「#GIFの伊豆見」などのSNS発プロパティのライセンス管理を行うソニー・クリエイティブプロダクツ様(略称:SCP)にお話をうかがいました。
ご担当者様は、同社でセールスプロモーションやIP開発を担当されています。今後の注目プロパティや、コラボを希望する企業や代理店様への企画のアドバイスなど参考になるお話が盛りだくさんです。ライセンスを活用した企画の参考に、ぜひご覧ください。

目次

SCPの体制と年間プロジェクト数

株式会社ソニー・クリエイティブプロダクツ様は、「PEANUTS(ピーナッツ)」などの海外の有名キャラクターのほか、「タマ&フレンズ」などの自社キャラクター、「つむぱぱ」などのSNS発プロパティのライセンスを活用したIPビジネス、使用許諾に関わるライセンス管理を行っています。まず、同社の組織体制とご担当者様の担当する仕事内容についてうかがいました。

SCP様:
SCPは、商品化の営業を行う「営業1、2、3部」、出版やセールスプロモーションを担当する「メディア営業部」、新しいIPを開拓する「IP開発部」、クリエイティブやマーケティングを担当する部門などに分かれてライセンシングビジネスを行っています。
そのなかで私は、メディア営業部とIP開発部を兼務しています。メディア営業部は、SCPが扱う全IPを対象に、雑誌などの出版やセールスプロモーションでのIP活用を推進しているのですが、なかでも私はセールスプロモーションをメインで担当しています。
年間に取り扱うプロジェクトの数は、キャンペーンで70件ほど。「PEANUTS」の商品化なども含むライセンス契約全体だと、年間800件以上のプロジェクトが進行しています

SCPの取り扱いプロパティと今後の注目プロパティ

ソニー・クリエイティブプロダクツ様では、「PEANUTS(ピーナッツ)」「セサミストリート」「きかんしゃトーマス」「ピングー」「ピーターラビット」「リサとガスパール」などの海外の有名キャラクターの日本におけるライセンス管理を行っています。
同社のプロパティの特徴や、今後の注目プロパティについてご紹介いただきました。

SCP様:
当社が取り扱う海外キャラクターは、昔から親しまれており、いつまでも色褪せない、いわゆる「エバーグリーン」なイメージを持つキャラクターです。多くの方に愛されている「PEANUTS」はもちろん、2022年は日本出版120周年の節目ということもあり「ピーターラビット」のプロジェクトを多く展開しています。また、2021年7月からSCPとしては17年ぶりに「セサミストリート」の窓口としてライセンシング管理をすることが決まりました。大人の方にも喜んでいただけるようなアートを用意し、「セサミストリート」の魅力をより多くの人に伝えていきたいと考えています。
デジタル系のセールスプロモーション企画との相性の良さから、最近引き合いが多いのは「つむぱぱ」や「#GIFの伊豆見」などのSNS発プロパティです。「#GIFの伊豆見」はソニーミュージックグループの強みを活かし「YOASOBI」とコラボしたミュージックビデオも制作しています。

参考リンク
ソニー・クリエイティブプロダクツ様ホームページ
セサミストリート(日本の公式ページ)
つむぱぱ
#GIFの伊豆見

YOASOBI「ハルカ」Official Music Video
引用:YouTube / Ayase / YOASOBI

注目の取り組み事例
-PEANUTS検定、花王、アミノメイソンなど-

次に、最近の取り組み事例のなかで、印象に残るプロジェクトについてうかがいました。

SCP様:
花王さんのファブリックケア製品を対象とした「ONE WASH for ONE WISH キャンペーンに「PEANUTS」を採用いただきました。これは、花王ファブリックケアのスヌーピーデザインボトルを購入すると、売上の1%が世界の水と衛生支援に寄付されるキャンペーンだったのですが、「PEANUTS」が発信する「Take Care with Peanuts」のコンセプトにもマッチし、非常に良い取り組みになりました
また、コロナ禍のなかSCPが自社で主催した「PEANUTS」の公式検定も印象に残っています。SCPは以前から、自社で在庫を持つ商品開発は行わず、ライセンシーさんを中心としたビジネスモデルを展開しています。そのような背景があるなか、新たなチャレンジとして自社で主催したオンライン検定イベントはファンの方々に喜んでいただき、2022年に第2回の開催を予定しています。
トキオ・ゲッツさんにコーディネートに入っていただいた「アミノメイソン(シャンプー)」と「PEANUTS」の限定パッケージもとてもかわいく仕上がりましたね!キャラクターの使い方を良く理解したデザインで、進行もスムーズでした。

参考リンク
花王株式会社様プレスリリース
PEANUTS公式検定「PEANUTS LOVERS CHALLENGE 2022」
アミノメイソン:スヌーピーコラボ第2弾

引用:アミノメイソン:スヌーピーコラボ第2弾紹介ページ

コラボを希望する企業・代理店への希望やアドバイス
-先入観にとらわれない、柔軟なアイディアも歓迎です-

最後に、キャラクターとコラボしたプロモーションを企画したい企業や代理店へのアドバイスをうかがいました。

SCP様:
企業や代理店さんの企画は、これまでもよい提案をいただいており、特に困っていることはありません。強いて言えば、私はセールスプロモーションを担当しているため、短い期間に限定されたキャンペーンなどを扱うことが多いのですが、三菱UFJ信託銀行様が「ピーターラビット」を長年採用いただいているように、年間を通して長くご契約いただけるようなプロジェクトとご縁があるといいなと考えています
企画に関しては、特に海外プロパティは制約が多いイメージがあると思いますが、あまり先入観を持たずに、いろいろなアイディアをぶつけてみてもらいたいです。版権元側も考えが凝り固まってしまうこともあるため、自由な発想のアイディアをいただくことで、私たちの気付きにつながることもあります。プロパティの世界観を維持することはもちろんですが、私たちも原作権利元との調整にチャレンジしながら、ちょうどよい落としどころを見つけていければと考えています。
他のライセンシーさんが展開するカフェなどの施設を絡めて、キャンペーン企画を練るのもおもしろいと思います。そういった横のつながりを活かした企画ができるというイメージがないかもしれませんが、内容によっては調整できる場合がありますので、ぜひ柔軟な発想でアイディアを出していただければと思います。

ー貴重なお話をおうかがいさせていただき、ありがとうございました!

▼このページを見た人におすすめの記事
21年はアトムデビュー70周年!手塚プロに聞く今年の注目コラボテーマ
『進撃の巨人』ライツ担当者様に聞く!コラボ検討のポイントと期待する企画

  • URLをコピーしました!
目次
閉じる