歴史があるほど得をする!? コンテンツとの周年コラボを分析!!

アニメ内のキャラクターに広告を入れスポンサーとして登場させることで、話題となり多くのファンを生んだ「TIGER&BUNNY」、可愛いビジュアルから想像もできないショッキングな展開で大きな話題となった「魔法少女まどか☆マギカ」、泣ける感動作として実写化や劇場版も作られた「あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない」(通称あの花)…
いずれも名作ぞろいですが、これらの作品にはある共通点があります。
もしかしたらアニメ好きの方なら気が付いたかもしれません。答えは「2021年に10周年を迎えた作品」です。

もう10周年なんですか!という話はさておき、皆さんは既にこれだけ人気の作品があるのに最近の流行りばかり追いかけていませんか?

勿論、コラボキャンペーンには最新のコンテンツの流行を知ることは大事です。しかし時には振り返って過去の人気作に目を当てないと、いい作品があるのにみすみす見逃してしまうことにもなりかねません。また周年を向かえるキャラクター(=周年コンテンツ)とのタイアップは話題化させるという点で、広告・プロモーションの企画に最適です。
とはいえどのようにコンテンツの周年を活用していけばよいのでしょうか。
実際に行われた周年コラボなどと一緒に見ていきます。
※冒頭の画像:TYGER&BUNNY 10周年公式サイトより

目次

①企業とコンテンツの周年を合わせる

一番多い周年コラボの手法です。企業もしくは商品の周年に合わせて同じ周年のコンテンツとコラボすることで、話題化します。コラボされるコンテンツは様々でアニメやキャラクターはもちろん、リカちゃんやプラレールといったおもちゃ、漫画雑誌全体に至るまで様々なものとコラボが行われます。
施策のフックが企業や商品の周年ということもあり、施策自体がブランディング色が強いものになります。
同じ周年数、もしくは区切りの良い周年を迎えている場合は親和性も高く、コラボレーションストーリーとしても最適です。

画像引用元:PR TIMES

②周年の数字と語呂合わせを切り口にする

①よりも少し販促施策に近づいた切り口です。周年の数字に合わせてキャンペーン当選人数を決めるなど、コンテンツの数字にちなんだ商品・サービスの広告展開が考えられます。
ファンにとっても施策の理由がわかりやすく作品側も周年コラボとしてわかりやすく盛り上げやすいメリットがあります。

③コンテンツ側の周年でのノイズアップを活用する

3つ目は今までのモノの応用となります。
周年を迎えることによりコンテンツ側も露出が増えノイズアップされる機会が多くなります。そういった作品とコラボすることでコラボキャンペーン自体の露出を増やし、効果的な広告を行うというパターンです。
このパターンの一番のメリットは、クライアントが周年ではない場合も活用が効くという点です。
せっかくコンテンツ側がノイズアップするのに使わないのは非常にもったいないです。
特に周年は5年もしくは10年周期で行うことが多く、タイミングを逃すと次回はだいぶ先…ということにもなりかねません。タイミングを見極め逃さないことも大事になってきます。

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周年コンテンツとコラボするメリットはとても大きい

この投稿を見ていただいている皆様にとってはもはや周知の事実かと思いますが、周年コラボを実施するメリットをまとめました。
やはり一番はコンテンツのファンの記念感や盛り上がりと一緒に施策が実施できるという点です。以前もお伝えした通り、コンテンツコラボはいかにファンを動かすかがカギとなってきます。
そういった意味でいうと周年コラボというのは一番わかりやすくファンとともに盛り上がりを作れる方法の一つでもあるのです。
また周年のタイミングは、ファンと一緒に盛り上げるためにコンテンツも露出が増えます。つまり、ファンと一緒に盛り上げる施策なら前向きに検討していただける可能性があるということです。

更にクライアントにもコンテンツを使用する意味が伝わりやすいというのもあります。
コラボしたいのに提案のフックがない…絶対に盛り上がるのに、なぜこのコンテンツを提案したのかが説明できないということありませんか?
そんな時に周年は最も腹落ちのいい提案理由になってくれます!

最後に

いかがでしたでしょうか。ちなみに少し気が早いですが2022年に周年を迎える作品を少しご紹介しますと。

  • 少年ジャンプ連載以降、男女に広く大ヒットした「ハイキュー!」
  • 同じく少年ジャンプで連載され、女性に大ヒットしたバスケットボールマンガ「黒子のバスケ」
  • 鬼滅の刃や進撃の巨人などとのコラボやリファインされたデザインが若年層に再ブレイクした「あらいぐまラスカル」
  • 全ての世代からの認知度90%越え!ファミリー作品の王道「クレヨンしんちゃん」

などなど、見るだけで来年の周年作品が楽しみになりませんか?
しかもこれはごく一部です!女性に大人気の美少女戦士や誰もが知ってる海賊王なども周年を迎えるキャラクターです。
来年周年を迎える会社・ブランドはもとよりそれ以外にもぜひ周年コンテンツをご検討ください!

文責:中里

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