増えるD2Cのキャラクター活用事例|有名よりこだわりがカギ!?

今回の記事では、自社販路で消費者に直接商品を販売する「D2C(Direct to Consumer)」ブランドのキャラクター活用事例をご紹介します。近年、消費者のニーズに応えた独自性のある商品が特徴のD2Cブランドでキャラクターを活用する事例が増えています。そのコンテンツ選定もブランドのターゲット層に合ったものを選ぶ「こだわり」が感じられます。事例を参考に、D2Cでのキャラクターの活用方法を紐解いてみましょう。

目次

D2C商品のキャラクター活用事例

D2Cブランドでのアニメやキャラクターを活用した事例をピックアップしてご紹介します。

※記載のあるもの以外はトキオ・ゲッツの事例ではありません。

マンダム「M4(エムフォー)」×少女漫画「ときめきトゥナイト」

株式会社マンダムが展開するEC専用ブランド「エムフォー」は、2019年に少女漫画「ときめきトゥナイト」とコラボレーションしたノベルティキャンペーンを展開しました。ターゲットである大人の女性が「懐かしさ」と「ときめき」を感じられるコラボ企画で、定期購入の会員数が増加する好結果を生んだと言われています。

引用元/引用元:Twitter/M4 (エムフォー)@mandom_m4

>株式会社マンダムプレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000509.000006496.html
>参考元
https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/casestudy/00012/00729/

ORIGINAL STITCH(カスタムシャツ)×「ポケモン」や「ONE PIECE」

カスタムシャツのオリジナル社は、「ポケモン」や「ONE PIECE」の生地を選んでシャツなどのオリジナルアイテムが作れるサービスを展開しています。大人がさりげなくキャラクターアイテムを取り入れられるようなデザイン性の高いテキスタイルで個性を表現できる商品となっています。

引用元:【公式】Pokémon Shirts – ポケモンシャツ – | ポケモンを組み合わせてつくるカスタムシャツ

>ORIGINAL STITCH公式サイト
ポケモン×ORIGINAL STITCH:https://originalstitch.com/jp/pokemon
ONE PIECE×ORIGINAL STITCH:https://originalstitch.com/jp/onepiece

be LEGEND(ビーレジェンド)×「北斗の拳」「ドラゴンボール」「キン肉マン」「NARUTO」など

プロテインブランドのbe LEGEND(ビーレジェンド)は、「北斗の拳」「ドラゴンボール」「キン肉マン」「NARUTO」「ONE PIECE」「刃牙」などさまざまなキャラクターとコラボレーションした商品を展開しています。筋肉やパワーをイメージさせるようなキャラクターとのコラボレーションが多いですが、マッチョになった「ペコちゃん(不二家ミルキー)」など意外なコラボでも話題を呼んでいます。

引用元:Twitter/ビーレジェンドプロテイン【公式】@belegend_rs

>be LEGEND公式サイト
https://store.belegend.jp/category/1983/

BULK HOMME(バルクオム)×漫画「左ききのエレン」

メンズコスメブランドのバルクオムは、漫画「左ききのエレン」とコラボレーションしたキャンペーンを展開しています。同作は大手広告代理店を舞台にした群像劇で、バルクオムのターゲット層にマッチ。特設サイトでバルクオムの広告制作を依頼されたストーリーのコラボ漫画を公開するなど、こだわりを感じる施策が実施されています。

引用元:Twitter/BULK HOMME|バルクオム公式@BULKHOMME

>キャンペーン特設サイト
https://bulk.co.jp/lp?u=BUL_brand_SC_SE_001

MARO(マーロ)×「呪術廻戦」

株式会社ネイチャーラボが販売するメンズ向けシャンプー「MARO」は「呪術廻戦」とコラボレーションした限定ボトルの商品を販売しています。ボトルはおしゃれなイラストを活用し、男性が手に取りたくなるようなかっこいいデザイン。同ブランドはこの他に「ONE PIECE」や「左ききのエレン」ともコラボしています。

引用元:Twitter/MARO公式アカウント@MaroMenTweet

>MARO公式サイト
https://www.maro-men.jp/jujutsukaisen/

ノビエース(NOBIACE)×「進撃の巨人」

中高生のためのドリンクサプリ「ノビエース」(株式会社For-S)とアニメ「進撃の巨人」がコラボレーションしキャンペーンを展開しています。「最後の伸びに捧げよ!」をキャッチコピーに、限定動画やSNSキャンペーンを実施しました。
※トキオ・ゲッツの事例です。

引用元:Twitter/アニメ「進撃の巨人」公式アカウント@anime_shingeki

>参考元
進撃の巨人公式サイトニュース:https://shingeki.tv/news/archives/6852

D2Cブランドのキャラクター活用の傾向

D2Cブランドでアニメ等のキャラクターを活用している事例には以下のような傾向が見られます。

  • ターゲット層とのマッチングを重視する(広く一般に有名なことよりターゲットに合っていることを重視)
  • デザインやキャンペーン内容などでこだわり・個性を発揮する(ナショナルブランドとの差別化)
  • 上記のようなこだわりやマッチングの良さから「男性」「大人女性」など、従来キャラクター活用でアプローチしなかった層からも支持されている

まとめ

上記でご紹介したように、D2Cブランドのキャラクタープロモーションは、商品・ブランドの個性を活かしたキャラクター選定や、ターゲット層をよく理解したうえで設計されたこだわりのある展開で成功していることがわかります。
ライセンスプロモーションというと、超人気キャラクターを活用した大々的な展開が目立ちますが、このような活用法もアイディアのひとつとして参考にしてみてください。

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